今回修理するミシンは、シンガーのSERENADEというモデルです。
中古で35€でした。
70年代の電子ミシンです。
自動糸調子機能がついています。縫い目は14種類から選べます。
数か所プラスチックが黄ばんでいるのを抜きにすれば、見た目の状態は、まあ、いいのかなぁ…。
家に帰って、さっそく、試し縫いをしてみます。
ガタガタガタ。
針棒が上下に作動しています。布を滑らせ、直線縫い。
なんと、きれいに縫えました。
たったの35€で新品同様(機能面で)のミシンが手に入ったよろこびをかみしめながら、
ふと、生地裏をみたら
こんなことになっていました。
なんで?
なんでかがまったくわかりません。調べてみると、どうも上糸の糸調子と関係があるということがわかりました。糸調子機能が上糸をちゃんと引っ張ってくれていないらしいです。
糸調子機能が「上糸を引っ張ってる部分」ということはわかったのですが、それが部品としてどのように機能しているのかが、プラスチックでおおわれているので、見えません。
ということで、プラスチックを外してみよう、と思ったのですが、これが外からだと、外すことができませんでした。
じゃあ、中からだったらはずせるのかな…?
糸調子機能に中からアクセスするには、AUTOの左隣り(SINGER SERENADEのロゴがついてる部分)を開ければ、他はいじらずに、糸調子機能まで辿り着くことができそうです。
ということで、さっそく、AUTOの左隣りを、開けてみることにする。
その前に、一通り、道具を用意した。
ドライバー:マイナスドライバー(幅4mm)、プラスドライバー(4mm×4mm)
L字型のねじまわし3本:1mm、2mm、3mm
六角形ネジを外すための銀の筒型アイテム:7mm、8mm、9mm
これで、分解の準備が整いました。