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【ミシン】中古ミシンを修理する/ファーストステップ

機械に詳しいわけでもなく、今までミシンもほとんどいじったことがなかったので、

ミシンの外側を外すなど、まるで人体解剖をするような恐怖。

 

中がまったく見えないのは、電化製品同様。壊れたら修理屋さんに頼めばいいのですが、はぎれのアトリエにはそのような出費はかなり痛い。

 

ということで、壊れたミシンを分解して修理する決心をしたものの、あてもなくネジをまわして外側を外してみたところで、中のメカニズムの複雑さに圧倒され、茫然としてしまう。

 

出鼻をくじかれて、やる気を失う。でも、これはいい機会だと自分に言いきかせ、一旦分解は中断。ミシンの基本構造と、機能をがんばって理解してみることにしました。

 

まず資料探しからスタートです。Google Scholarを利用して、やさしく書かれていそうな資料をしらみつぶしに読んでいきます。《ミシン 構造》で検索したら膨大な資料が出てきました。ほとんどは、開発者向けの研究結果?のような資料で、眩暈が。

 

気が付けば、《日本におけるミシンの普及》を読んでいる始末。

 

もうこれまでか…と思ったら、以下のサイトから設計図を見つけました。この設計図を眺めながら、ミシンの内部にびっくりしないように備える。

 

参考:

misinkan.com

これで、ひとまず、当初抱いていた得体の知れない恐怖が、ほんの少しやわらぎました。今回わたしがいじろうとしているのは上部の自動糸調子と天びんの部分。前回の記事で、トラブルの内容を書いています。

 

atelier-hagire.com

ミシンの全体像と、名称がわかったところで、分解を再スタート。外側のプラスチックを外すのはミシンの頭の部分だけにしました。トラブルを起こしているのはあくまで上糸の糸調子部分という仮定にもとずいて、とりあえずは、頭部を徹底的に覗いてみることに。

 

外側のプラスチックを外すと、最初に姿を現したのは、電球でした。

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電球ははずしておきます

分解が進むにつれて、ネジの数も増えていきます。ネジは各部品で大きさが違うので、混合しないように、このように、テープに張り付けておきます。ネジを外す前にどこのネジだったかがわかるように、作業ごとに写真も撮っておきます。

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ネジに付属している小さな輪っかもなくさないように

次に電球と縦に平行して取り付けられている銀のカバーを外します。このカバーを外すと電球が垂れ下がってくるので、作業の邪魔にならないように、ミシンの上部で止めておきます。電気コードを引っ張りすぎないように注意しながらゆっくりと上に持ち上げます。

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ネジは全部で4か所でした

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写真では電球がまだついてますが、最初に外しておく方がいいです


ミシンの中が一気に見えるようになりました。ここから本格的に分解が始まります。