動詞の接続法
フランス語でやっかいな
動詞の活用の中でも
接続法
は
馴染むまでに時間がかかる
会話の中でも、文章の中でも
さりげなくよくつかわれるらしい活用法というのは
わかっても
どんな表現に
どんなシチュエーションで
つかわれるのか
と思うことが多かった
フランス語母国語話者でも間違える接続法の使い方
母国語話者でさえも、接続法を完璧に手懐けるのは
むずかしいようだ
これはやっぱり、
厄介な
活用法なのだ
接続法を接続法たらしめるシチュエーションがある
いくつかの典型的な表現の中で
接続法が生き生きとしてくるということを
学んだので
そのパターンを
例文で記していきたいと
思います
例文にはそれぞれ
その表現が含む
ニュアンスのようなものが
あります
そのニュアンスは
接続法でないと
滲みでてこない
という風に考えると
接続法は
幅広い可能性を持ち合わせた
けっこう粋な
活用法であるとも
いえる
仮定や推測とセットの接続法
接続法は
○○のような場合
○○であれば
のような、
もしものフレーズ
と相性がいいようです
例1
En admettant qu'il sache tous ce que je veux, c'est peut-être quelque'un en qui je peut faire confiance.
仮に彼がわたしがほしいものすべてを知っているとして、(ということを事実だとして)それはおそらく信頼できるひとだ
例2
Tout ira bien pourvu que tu reste comme ça.
万事うまくいくよ、きみがこうやってじっとしていてくれさえすれば
例3
Fais ce que tu a envie de faire pourvu que tu nous protège tout du long de notre vie.
一生通じてわたしたちを守ってくれるなら、あなたがやりたいことをやりな
例4
En supposant qu'elle vienne, nous serions quinze.
彼女がくると仮定すると、我々は15人だ
ここまででてきた表現は
どれも、仮定のフレーズと
それに続いたり
その前にきたりする
なんらかのフレーズが
セットになっています
理屈に合わないこととセットの接続法
また、こんなフレーズでも
接続法を
生き生きと
輝かせることが
できます
例5
J'irai à pied bien que le chemain soit très long.
わたしは歩いて行く、長い道のりにもかかわらず
この○○にもかかわらず
という表現は
長い道のりをわざわざ歩く必要なんてないのに歩く
という
理屈には合わないことを
表現しています
ここでも接続法の効力が
きいています
まとめ
最後に:接続法と相性抜群のConnecteurs
Connecteursとは
J'irai à pied bien que le chemain soit très long.
の中の
bien que
の部分です
- En admettant que
- pourvu que
- En supposant que
- Bien que