語学は笑いのために勉強する。
といったひとは誰だろう?
昨年、1年のうちで、覚えた単語はいくつだろう?
今だにうまく発音できない、あのフレーズなんだったっけ
年始から、中級は、語学のことを考える。
今年も、外国語で笑えたら、外国語でユーモアがわかったら、いいのにな、今年はいくつそうゆうものを見れるだろう。
ところで、
Les inconnusとは
フランスの国民的お笑いトリオ
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1990年にテレビに登場し、瞬く間にフランス国民の人気者となる
90年代のテレビ文化の中で、大衆にフィットしたお笑いを確立した、LES INCONNUS。
現在、再結成を果たし、数年ぶりとなる3人揃っての活動に注目が集まっているよう。
パロディーの傑作
Les INCONNUSへの入り口として一番最初にみたのはこのクリップだった。
フランスの90年代のお茶の間の笑い
当時は、こうゆうパロディーが、うけていたのか、という単純な感想と、あの日本の戦隊ものが、こうゆう形で、外国でパロディ化されているのかという発見、笑いは、国を越えられるんだなあという、あたりまえに、納得。
でも、今のテレビ番組では、きっと、この表現は通らないだろうな、という箇所も。
それはそれで、あの時代の笑い。
いろんなことが表現しにくくなった今だから、見ている側の心は複雑になることもある…
表現の自由とは、なんだろうか。
社会風刺
まだ、フランスという国を良く知らなかった頃。
これはおもしろいのか?
というのが第一の感想。
少し見方を変えれば、職業差別?
といえる、なかなか際どいラインをテーマにしているだけあって、なにがおもしろいのだろう…という誰かへの問いかけ。
そしてのちになって、再びみると
あまりのリアルさに、びっくり
そして、とことんなリアルさに、笑えてくるのであった。
そう、単純に、どうにもこうにもならない、リアルな学校現場と、教師たちの、憤慨。
それから、デモ、ストライキの日常。フランス的といってしまえばそれまでなのだが、この際どい問題をこんなふうに風刺的に表現する Les Inconnus、おそるべし。
ミュージッククリップの傑作
パリのブルジョワ?!
パリとその近郊の高級住宅街に住む、金持ち息子たちが、ラップに合わせて、彼らのテリトリーを闊歩する、という短いクリップ。
タイトルのAuteuil Neuilly Passyは、その3つの地区の名前。
今も昔もこうゆうブルジョワ風刺みたいのは、うけがいいのだろう…
とはいえ、笑えるレベルの風刺というのは、
本当によくできている
仕草や、目つき、ひとつひとつのディテールが妙に現実的で、コミカルな部分とのギャップが、すさまじい。
その後
90年代半ばの人気絶頂期に解散
現在でも、フランスで唯一、文化芸術面での4大賞を獲得した、コメディアングループとして、世に笑いを、送り続けているのだから、やっぱりすごい。