型紙を引くとき
あらゆるカーブ定規が
必要らしい
さっそく
調べてみると
洋裁の学校が
教材として販売している
カーブ定規だけでも
20種類も
ある
フランスの
モード系学校の
教材でも
カーブ定規は他の洋裁道具に比べて
種類が豊富で
そして、
さらに豊富なカーブ定規を提供しているのは
やはり、アマゾンで
洋裁カーブ定規を検索すると
複数のカーブ定規が詰まった
カーブ定規セット
みたいなのが
無数に出てくる
しかし
ひとりぼっちの洋裁独学者にして
初心者にとっては
こんな何種類ものカーブ定規
本当に必要なの?
という
素朴な疑問もさることながら
内心では
まだ型紙さえ引いてないのに
よくわかんない余計なカーブ定規を買う余裕ないよ
と思っていたりして
わたしは
早々と
カーブ定規から
逃げることにした
カーブ定規から逃げろ!
型紙を引く
という作業は
紙とえんぴつ、定規さえあればできる
比較的とっつきやすい作業である。
しかし
服の型紙を引くことは
カーブを引くこと
といってよいほど
服の型紙は
カーブだらけだ
数多のカーブ定規に圧倒されて
混乱していたわたしは
早々とCAD製図に
逃げることにした
CADで製図すれば
どんなカーブも
ほとんど一発で
完璧に
描いてくれる
CADでカーブを引けるようになったので
わざわざ手で製図することに
意義を見出すことは
ほとんどなかったのだが
ある日ふとこんなことを思った
カーブを引けるように
なりたい
きっと、テイラーの仕事技の
カーブをひくときの美しさ
みたいなのが
どうしても頭から
離れなかったのだろう
こうゆう単純なあこがれは
CADでカーブを引きながらも
頭の片隅に残っていて
やはり
やってみないことには
叶えられない
ということで、
今まで逃げてきた
カーブ定規に
向き合うことに
なった
カーブなんてこわくない
今回は
ズボンの原型を引く際に
必要なカーブは何種類あるのか
を調べてみました
本格的に洋裁を学びたい人に向けられた
洋裁百科が
手元にあるので(ちょっと古い)
これを
参考にしてみたいと
思います
ズボンの原型製図につかうカーブは何種類?
ズボンの原型は
前ズボンと
後ズボン
という2つのパーツに分かれています
前ズボンの原型はカーブが2か所
後ズボンの原型はカーブが3か所
そして
この計5種類のカーブを引くには
5つのカーブ定規が必要なのかと
思いきや
ひとつで
5種類のカーブ
を引くことができる
万能定規
あるそうで
それが付属アイテムとして
挟まって
いました
これです
ズボン原型に必要なカーブ定規はたったのひとつ
ということがわかったので
さっそく
この形の定規を
アマゾンで探してみると
ない・・・
どうしてかは
わかりませんが
この定規が見当たりません
なので
この定規になりそうな
他の定規を
リサーチしてみると
雲形定規【大・中・小3枚組】
という
いかにも万能そうな
定規をみつけました
雲形定規は5種類のカーブをカバーしてくれるか?
5種類引ける
万能定規に
似たような
雲形定規は
5種類のカーブを
すべてカバーしてくれるか?
実際にふたつを重ね合わせて
みてみました
朗報
雲形定規は
万能定規の
3カーブを
カバーしてくれています
しかし
残りの
2か所のカーブまでは
カバーしきれませんでした
というわけで
この2か所をカバーしてくれる
もうひとつのカーブ定規を
探します
そして
やっと
たどりついたのが
これです
この
スイートカーブ尺という
カーブ定規は
万能定規の
長辺
2か所
を
ばっちり
カバー
してくれることが
わかりました
またこの
定規の長さも
大事なポイントです
(写真のスイートカーブ尺の長さは60センチです)
ズボンや袖などの
長いカーブを
ひといきで
描くことができます
雲形定規+スイートカーブ尺+直線定規
この3つの定規さえあれば
ズボンの製図ができる
ということがわかりました
さあ
美しいカーブを
引きましょう