ダブルルレット
この道具、なんか、あんまり馴染みがないけど
ダブルルレットと呼ぶそう
これを使って縫い代を引くやり方が
思いの他、
うまくいった!
今までは、直線定規で
縫い代線を引いていて
その作業が、非常に苦手だった
そんな苦手を
この道具はちょっと克服してくれたようだ
ということで、うまく縫い代が引けない方にはお助け道具になるかも
縫い代は、直線定規で引けなくはない
もちろん
縫い代線は直線定規できれいに引けなくはないのだが、
これは地味に苦行である
まず、単純に、カーブにさしかかると、

直線定規では
対応しきれないかんじがある
さらに、縫い代幅が微妙にずれていると思いながらの作業は
ひやひやする…
縫い代を引く道具3つ
洋裁の細々した道具の中でも、縫い代を簡単に引くためのものはいくつかあって、
どれもそれなりに役に立つ
しかし、どれも、それぞれの用途があって、
使えるシチュエーションがまったく違う
例えば。
便利そうな これ
試してから気付いたことは
型紙に
縫い代線を
引くためには使えないということ
これは、縫い代がついてない型紙を
布の上に置いて
布に、直接、縫い代をを引いていくためにつかう道具
そして、さらに、チャコペンとの相性が
あまりよくない
単純に、穴の中にチャコペンのペン先がうまく入ってくれない
ということで、この道具を使用するには、
水性チャコのようなマジックペンの同伴が必須
次に、こちら
こちらはなんとも大胆な道具で
型紙に縫い代を付けながら、同時に型紙を切っちゃうよ
という、ハイブリッド仕様
しかし、ちょっとしたリスクが。
縫い代幅を間違えて設定してしまうと取り返しがつかない
同時に切ってくれるのは、手間が省けていい分、切られた後の縫い代幅が絶対に正確である必要がある
型紙を引くときに間違えてばかりいる身にとっては
少し、覚悟が必要な道具である
ということで
ダブルルレットは、以上の2つの道具と比べて、
1番シンプルに使う条件を選ばないということができる
使用例
例えば、急なカーブがあったり、
箇所によって縫い代幅が変わったり
なにかと直線定規では対応するのが難しい条件が盛り込まれている
袖の型紙
まずは1センチの縫い代をつけてみます
片方のルレットを外して
1センチ幅の穴にセット
あとは、
ゼロにセットしてあるルレットの方を
型紙の出来上がり線上に沿って転がしていくだけ
さて、縫い代線がついているか確認してみると
このように縫い代線が出来上がり線に沿って付いていました
近くでみると
便利なのは、
縫い代幅が調整できるところ
そして、ただ、外線に沿って刃をころがしていけばいいという
特に難しいテクニックがいらない
そして、
はやい
ギザ歯とソフト歯
ふたつのルレットの歯にも
実は細かな違いがあるそう
ルレット1:ギザ→歯がするどい
ルレット2:ソフト→歯が丸みをおびている
ギザは印がしっかり、つくそう
確かに、ギザ歯の方で縫い代をつけると
穴がしっかり空いているのがわかります
反面、ソフトは、ギザのように、穴が空かないようになっている
例えば、こんなときに、ギザとソフトの違いを利用することができます
ギザとソフトの違いを利用する例
型紙に縫い代をつけるのではなく、布に直接縫い代をつけていきたいとき
- ソフト刃を出来上がり線(型紙の外線)に設置
- ギザ刃を外側に設置
こうすると
縫い代線はギザ歯によって明確に引くことができる
+
内線はソフト歯で、出来上がり線には穴が空かないようにできる
ギザ歯とソフト歯について詳しく書いてあります